津山まつり『大隅神社まつり』の紹介

《開催日》

10月第3日曜日【前日土曜日夕方から夜に掛けては宵まつりです】

《内  容》

大隅神社関係氏子町内会のだんじりは現在11臺ありますが、近年では1年ごとに表年・裏年と分け、表年には11臺全てが出動、裏年には2~3臺が出動しております。
大隅神社まつりのだんじり出動は、宵まつりも統一巡行を行う事となっているのが特徴です。各だんじりが、夕刻から夜に掛けて勢揃いし、旧出雲街道を練り進む様は津山の秋の風物詩として見物となっております。
本まつりでは、宵まつりと同様に、城東まちなみ保存地区を中心とした旧出雲街道を全11臺が連なって練り進み、津山城の下(津山観光センター)で休憩した後、催し会場を目指します。
催し会場にだんじりが集合し、まつりに華を添える演目を披露した後、残る後半のだんじり巡行路を練り進む事となります。
大隅神社の大神輿は、正午に神社を発輿し、氏子町内会地域を巡幸いたします。平成22年度文化庁補助事業『ふるさと文化再興事業』の採択を受け、創建以来初の本格修繕を施した事もあり、その姿と美しさは見る者を圧倒します。
皆様、是非とも津山まつり『大隅神社まつり』開催日には美作国・津山市に足をお運びいただき、実感・体感していただければと思います。

大隅神輿大隅宵だんじり集合

大隅神社の紹介

大隅神社は、和銅年間以前より祀られた古社で、この地の山澤、原野を開拓し國造りの化身と崇められた信仰無類の『豊手』という異人が出雲國日隅宮(今の出雲大社)を勧請し、大隅宮と称したのが鎮座の起源と伝えられています。
当社の縁起・古證文等は、天文年中尼子晴久乱の折、又永禄年中凶徒の災によって紛失したとの事ですが、宇喜多直家当国領主の時には短剣・銅脛巾・筒丸を奉納したと伝えられております。
元の社は、現在地の東600mの地に祀られていましたが、森 忠政公が美作国主として鶴山に築城し、城下町が形成されてきた元和六年(西暦1620年)三月に現在地に遷されて以来、大橋以東の産土神として崇敬されております。
当社は、津山城鬼門守護として代々国主からの崇敬厚く、社領の寄進、社殿の造営・修理が行なわれておりました。現在の御本殿は貞享三年(西暦1686)に再建されたものであります。

住所:津山市上之町78